純恋
「・・・琥珀はん」
「私は人間じゃない」
「琥珀はんは可愛いどす!!
なんで人間やないなんて」
「私達翡翠にいる子供はそう教育される
大人たちの実験道具であり
女は子を産むための道具であると」
「・・・・なんという事や」
「琥珀。それは間違ってる」
「分かってる。貴方たちの目は本物
私たちは普通じゃない
それに私は逃げたんじゃない
不要になったから捨てられただけ
一人は慣れてる」
「だからここを出たいと?」
「・・・そういう事」