純恋




「へぇ。感が良い子は嫌いじゃないよ?」







「私は嫌い。あんたみたいな腹黒野郎はね」





「ははっ(笑)

 そこまでお見通し?」





「もちろん。」





「そっか。僕は斉藤 一夜

 ちなみにここの1年だよ」





「若っ!もっと年寄かと思った」





「失礼だね。」




「私、楠 琥珀」






あの日。薫が私を拾ってから

正式に楠の養子として引き取られた

そして楠の名前を使う事を許してくれたの




薫は・・・ううん



あの日から支えてくれてる皆は

私の命の恩人

たとえ、感情を忘れても






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