俺様彼氏とわがまま彼女



 『優斗サイド』

  咲が屋上から落ちた。
  
  俺のせいだ、俺の・・・。

 「おい、優斗平気か?」

 「海か。」

 ドカ

 「イテェな何しやがんだ海。」

 「お前がぼーけっと突っ立てるからだよ。咲のところへ早く行って保健室に連れっててやれよ。今は授業中だから誰もきずいてないんだぞ。」

 そうだ、今はもう授業が始まってるんだ。じゃあ何で、海それと隠れてるつもりだろうが、きいなお前らはなんでここにいるんだ?俺達の事を心配してくれたのか。そうだよなきっと。

 「海サンキュウ。目が覚めたぜ。咲を助けに行くよ。」

 「おう。」

 「きいなも心配してくれてありがとな。」

 ガッタ

 「いったー。何だばれてたんだ。早く行きなよね。」

 「あぁ。そうだ、最後に二人に頼みがあるんだけどよ。」

 「何だ」

 「何?」

 「保健室の先生に伝えといてくれ。それと、病院と咲の家族にも。」

 「「了解」」

 今行くからな咲。
   
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