ルビゴンの河の先
「27だな、確か。そう言うお前はいくつなんだ。…多く見積もって20あたりか?」
その言葉に私は複雑になった。
だって…
「………24です!」
若く見えるのか幼いのか。いや、この人のこのぽかんとした顔、絶対後者だと思ってるぞ!
「ずいぶん幼い24もあったもんだな」
クスリと笑ってそう言う竹中さん。
ツボに入ったのかしばらくクスクスと笑っていて、私は肩を落としながらもまぁいいかと思った。
…きっと竹中さんはあっちの時代じゃこんな風に笑うこともないだろうから。
だから、この時代では笑ったり喜んだりすればいいんだ。