ルビゴンの河の先





頭痛薬を水で流し込み、ソファに腰を下ろす。
…そういや今朝は泣かないで起きれたな。


少しは吹っ切れてるのかな…。



「あーもう!せっかく早起きしちゃったんだし服でも買いに」


―――ドサッ、ガチャン!






「………え」


目覚めの悪さを切り替えるべく背伸びなんかしてみようかとした瞬間、私がさっきまでいた寝室から信じられないくらいの音がした。


ゴクリと生唾を飲み込んで、私は音のしたほうに視線をやる。





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