誘う華
「…くそがッ…ァ…ベル!逃げ…ろ!!」


変身したゼオンがボロボロになるほど…かなり強い敵。


到底、あたしなんか赤子のよう。

でも…ゼオンを見殺しになんか出来ない!


「嫌よ!」


そういってゼオンを支えようと側に走る。


「姿を見せなさい!あたしは、逃げも隠れもしないわ!」


しーんと静まり帰った部屋にはゼオンの荒い息しか聞こえない。


辺りを警戒し、張り詰めた空気をヒシヒシと体で感じる。
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