ユビキリ


「友達ね。そこまで身近じゃないと思うけど。」

『それはイヤととらえていいのね?』


そういって、

雛はコートの中からなにやら怪しげに光るものを取り出した。


「ナイ・・・フ?」


マジかよ。

どんだけ俺の人生はくるってんだ!?


「わ、分かった。友達になろうか。」

『分かってくれればいいのね。』


ナイフをしまった。
脅されて友達になるって・・・。

これは必然とは思いたくない。

なんでこんなめにあわないといけないんだよ。


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