ユビキリ
「なにがあったんですか!?」
泣いている女性をほっておけるほど僕は無神経ではない。
『と、友達の・・・。』
「友達?友達がどうしたんですか!?」
『うわ~ん!!』
大声で泣かれてしまった。
これはいろいろと問題になってしまう。
「とにかく、その友達のところを案内してください!」
『ひゃ、ひゃい・・・』
その女性はふらふらしながら案内してくれた。
なにがあったのだろう?
殺された??ま、まさか。
『ここでしゅ・・・。』
「え・・・・。」
隣の部屋かよ!?
こんな近くで事件とかやめてくれよな。
――ピンポーン。
「入りますよー。」
――ガチャ。
「・・・・・・。」