未来は明るく…
20個以上の飛び散ったボールをもう一度集めようとした所、
追い討ちのように、強風がボールを転がした。
私が必死になってボールをまた集めていると、

「Aース、何遊んでんの?」

先程ボールを当てた先輩が私の前に立っていました。

「あ、ボールアップを…」
「まだやってたの? さっさとやんなよねー」
「はい!」


この時、先輩は私に初めの嫌がらせをしているなんて、気付かなかった。


それ程、私は人を信頼していたから。
< 13 / 90 >

この作品をシェア

pagetop