未来は明るく…


次々と謝り、最後のI君となった。

本当にこいつからは謝ってほしい。

殴りも多かったが、殴れという指示も多かった。

こいつも土下座か?

そう思ったが、違かった。


まず、一回溜め息をつく。
そこでその場の雰囲気が悪くなったのがわかる。

そして頭をぺこっとさげ、

「すみませんでした~」

ただそう言った。

私はただの面食い女だ。
だから、そう言ったイケメンがそうぐだっと謝るなら、まだ許す。

だが、

こいつはなんだ?

ゲーム大好き漫画大好き
オタッキーではないか。
頭にはフケ、眼鏡の猫背。

そんな男に頭を下げて謝れたなんて……

腹がたって
やるせなかった



< 51 / 90 >

この作品をシェア

pagetop