黒い炎
見上げた鈴が瞳を潤ませた。
「わたしも…同じ…好き…好きっ…ゆうや君が好きっ…っ!」
そう言った鈴を更に強く抱き締めた。
「…鈴…好きだ…好きだ…!」
抱き締めたまま、何度も何度も繰り返し言った…溢れ出した思いが止まらなくなる。
足りない…もっと彼女に触れたい…もっと…もっと…。
噛み付くように唇を塞ぐ。
「…はっ…鈴っ、…はぁ…」
「あ…んっ…」
触れる彼女の柔らかな舌が、俺を更に欲情させる。
「んっ…はぁ…」
ちゅっ…くちゅっ…水音は興奮剤となり更に加速する。
「りん、はあっ…りん!」
「ゆうっ…んっ…あっ…」
自然に伸びた手が太ももを撫でた時、彼女がピクンと身体を揺らした。