黒い炎
鈴を苦しめていたあの男にあってから、
ふと考えるようになった。


あの女も後悔しているのだろうか?

だとして…俺は許せるのだろうか?


前向きになり吹っ切れた鈴。


彼女の笑顔を見て一緒に過ごす内に、
そんな事を考える事もなくなっていった。


〜 〜 〜

いつものように鈴を家まで送り、
自宅に帰った俺はふと、ポストを開けた。


「手紙?」


俺宛に届いていたのは、忘れかけていた
あの女からだった。



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