黒い炎

冷たい瞳を向ける俺に、麗奈センパイは小さく身体を震わせた。



俯き声を発する。



「だ、抱いてほしっ…」


「は?なに?聞こえねー」



俺の声に顔を上げいった。



「だ、抱いてほしい!」


「お願いします…だろ?」



涙目の麗奈センパイは声を震わせ、頬を真っ赤に染める。



「お願いします…抱いて下さい」


「後ろ向けよ」


「…はい…きゃ、やぁっ」


後ろを向いたセンパイを、机に前倒しにし覆い被さった。

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