黒い炎

キスに気をとられていた隙に、鈴の膨らみは彼の大きな手に包み込まれていた。



「いやいや…やめてぇ…」



ボタンを外され、大きく開いた胸元から現れた、下着に隠された膨らみ。



白い肌に適度な膨らみ、涙目の少女の羞恥に歪む表情が、彼の理性を飛ばした。



「きゃあ!…いった…?!」



背中に受けた衝撃と視界の変化で、地面に倒されたのだと鈴は理解した。



覆い被さった彼は、身動き出来ないほどの力で私を押さえつけた。



「…鈴」



私を見下ろした彼が 切なげに名前を呼んだ。

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