竜王様のお気に入り
・・・コンコンコン
という音に、ヤヨイはビクッと僅かに肩を上げた。
「たぶん、コウリュウ様かと思われます。
ここで話すようにと、指示を出されたのは、実はコウリュウ様なのです。」
イオリは落ち着いてヤヨイに説明する。
「そ・・・そうなんですか?」
ヤヨイは複雑な表情をした。
ハクリュウの部屋で、コウリュウから向けられた視線を思い出すと、とても自分に好意があるとは思えなかった。
またあの視線で
『人間ごときに』
と、言われるかと思うと、気が重い。
コウリュウさんじゃなくて、ハクリュウが来てくれればいいのに・・・。
と、思ってしまった自分に、ヤヨイは少しだけ驚いた。
無意識の自分の心は、ハクリュウに対して、もうかなりの信頼を寄せているみたいであったのだ。
という音に、ヤヨイはビクッと僅かに肩を上げた。
「たぶん、コウリュウ様かと思われます。
ここで話すようにと、指示を出されたのは、実はコウリュウ様なのです。」
イオリは落ち着いてヤヨイに説明する。
「そ・・・そうなんですか?」
ヤヨイは複雑な表情をした。
ハクリュウの部屋で、コウリュウから向けられた視線を思い出すと、とても自分に好意があるとは思えなかった。
またあの視線で
『人間ごときに』
と、言われるかと思うと、気が重い。
コウリュウさんじゃなくて、ハクリュウが来てくれればいいのに・・・。
と、思ってしまった自分に、ヤヨイは少しだけ驚いた。
無意識の自分の心は、ハクリュウに対して、もうかなりの信頼を寄せているみたいであったのだ。