竜王様のお気に入り
「イオリ、時間の空いた時だけでよい。
しばらくヤヨイの側につけ。」


その言葉にコウリュウは眉を潜めた。


「竜王陛下。
イオリは私の小間使いですが。」


コウリュウはあからさまに、たてついた。


偉大なる天界の支配者に。


「ほう・・・。
我に意見するか?」


ハクリュウの言葉を聞いて、ヤヨイはいけないと直感した。


先日のハクリュウの部屋での出来事が甦る。

< 125 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop