竜王様のお気に入り
コウリュウはヤヨイの言葉を聞き終えると、ヤヨイの顎に手をかけて上を向かせた。
ヤヨイはそのあまりの美しさにドキッとしてしまったが、コウリュウの漆黒の瞳がとても哀しそうで、視線をそらせずにいた。
しばらく見つめ合う格好でいたのだが、コウリュウの言葉が・・・その行動が・・・ヤヨイの視界を奪った。
「お前の瞳は何故、琥珀色なんだ・・・。」
コウリュウは呟くと、切なく揺れる瞳を閉じて、ヤヨイの唇に自分のそれを、重ね合わせたのだ。
そのタイミングで、開け放たれたままだった扉から、静かに声がかけられた。
「コウリュウ様。
こちらにお出でですか?」
コウリュウが居るかを確認するために、部屋の中を覗き込んだばっかりに。
最悪の事態を目撃してしまったのは、イオリであった。
そしてイオリの後ろに立つ、もう一人の影。
ヤヨイはそのあまりの美しさにドキッとしてしまったが、コウリュウの漆黒の瞳がとても哀しそうで、視線をそらせずにいた。
しばらく見つめ合う格好でいたのだが、コウリュウの言葉が・・・その行動が・・・ヤヨイの視界を奪った。
「お前の瞳は何故、琥珀色なんだ・・・。」
コウリュウは呟くと、切なく揺れる瞳を閉じて、ヤヨイの唇に自分のそれを、重ね合わせたのだ。
そのタイミングで、開け放たれたままだった扉から、静かに声がかけられた。
「コウリュウ様。
こちらにお出でですか?」
コウリュウが居るかを確認するために、部屋の中を覗き込んだばっかりに。
最悪の事態を目撃してしまったのは、イオリであった。
そしてイオリの後ろに立つ、もう一人の影。