竜王様のお気に入り
空回りの王妃
イオリは急ぎ足で廊下を歩いていた。
行き先は竜王陛下の部屋。
『直ぐにお目にかかれればよいのだけど。』
足同様に、イオリの頭の中もフル回転で動いている。
シリュウを王妃になんかさせない、という強い思いだけが、イオリを突き動かしていた。
---ハクリュウの部屋。
ハクリュウの部屋は広く、とても豪奢に彩られている。
豪奢ではあるが白を基調に統一されているため、清潔感のある高貴な豪華さであった。
ハクリュウはいつも、窓際に置かれた真珠色の椅子に座るのを、定位置としていた。
しかし最近はその定位置を、ふかふかの大きなソファーに移動させた。
ヤヨイを自分の隣に座らせたいが為である。
行き先は竜王陛下の部屋。
『直ぐにお目にかかれればよいのだけど。』
足同様に、イオリの頭の中もフル回転で動いている。
シリュウを王妃になんかさせない、という強い思いだけが、イオリを突き動かしていた。
---ハクリュウの部屋。
ハクリュウの部屋は広く、とても豪奢に彩られている。
豪奢ではあるが白を基調に統一されているため、清潔感のある高貴な豪華さであった。
ハクリュウはいつも、窓際に置かれた真珠色の椅子に座るのを、定位置としていた。
しかし最近はその定位置を、ふかふかの大きなソファーに移動させた。
ヤヨイを自分の隣に座らせたいが為である。