竜王様のお気に入り
竜王様のお気に入り
人間界では、この世の終わりだと言わんばかりに、人間達が騒然と慌てふためいていた。
それもそのはず。
上空にはいつの間にか深紅に輝くルビーのような龍が、飛来していたからだ。
美しく輝く深紅の龍は、淡々と人間達へメッセージを響かせた。
『天界での白龍王の御代は終わった。
次代はこの紅龍が治めていく。
そこで我は、新竜王として、人間達に伝えておく事があり、ここへとやって来た。
これより先、巫女を生け贄に出す必要はない。
その代わり、見返りとして行なっていた、天候の管理もしない。
安心するがいい。
今後、我等が人間界に関わる事は…絶対に…ない。』
それもそのはず。
上空にはいつの間にか深紅に輝くルビーのような龍が、飛来していたからだ。
美しく輝く深紅の龍は、淡々と人間達へメッセージを響かせた。
『天界での白龍王の御代は終わった。
次代はこの紅龍が治めていく。
そこで我は、新竜王として、人間達に伝えておく事があり、ここへとやって来た。
これより先、巫女を生け贄に出す必要はない。
その代わり、見返りとして行なっていた、天候の管理もしない。
安心するがいい。
今後、我等が人間界に関わる事は…絶対に…ない。』