竜王様のお気に入り
当の本人も自分の暮らしていた環境に近しい暮らしを送っている。


天界で住んでいた宮殿のような、立派なお屋敷を建ててしまったのだ。

いや・・・コウリュウに手配させたのだ。

『竜王になってまで、兄上のわがままに付き合わされるとは思いませんでしたよ』

とは、たまにこの屋敷に息抜きにやってくる、コウリュウの毎度の台詞である。

もちろん、こっそりと。
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