竜王様のお気に入り
ヤヨイの不安そうな顔を見て、さすがにハクリュウも可哀想に思ったのか、クスッと笑って、からかうのを止めた。
「あぁ・・・そうそう・・・。
心配してるみたいだから言っとくけど、ヤヨイの事は食べないよ。
いや、俺は食べるけど・・・。
皆にはあげないからさ。
安心していいよ。」
ハクリュウは部屋に入るなり、そうヤヨイに告げた。
ハクリュウにしてみたら、ヤヨイを安心させるための言葉だったのだが。
「やっぱり!!!」
腕の中からヤヨイは、ハクリュウに大声を浴びせてきた。
「やっぱり私、食べられちゃうんだ!
あんまりにも美味しそうだから、私を独り占めってこと?
これから私、生け贄になって死んじゃうんだね。」
ヤヨイは、今にも泣き出してしまいそうだ。
そして動転のあまり、自分を食べてしまうであろうハクリュウの首に、しっかりとしがみついてしまっている。
「あぁ・・・そうそう・・・。
心配してるみたいだから言っとくけど、ヤヨイの事は食べないよ。
いや、俺は食べるけど・・・。
皆にはあげないからさ。
安心していいよ。」
ハクリュウは部屋に入るなり、そうヤヨイに告げた。
ハクリュウにしてみたら、ヤヨイを安心させるための言葉だったのだが。
「やっぱり!!!」
腕の中からヤヨイは、ハクリュウに大声を浴びせてきた。
「やっぱり私、食べられちゃうんだ!
あんまりにも美味しそうだから、私を独り占めってこと?
これから私、生け贄になって死んじゃうんだね。」
ヤヨイは、今にも泣き出してしまいそうだ。
そして動転のあまり、自分を食べてしまうであろうハクリュウの首に、しっかりとしがみついてしまっている。