竜王様のお気に入り
ハクリュウは意味深に目を細めて、コウリュウを眺めた。
「お前が我を、兄と呼ぶとはな。
ふん・・・余程の頼みでもあるか?
ああ、そうだ!
先に言っておく。
ヤヨイの生気は、皆に分け与えぬぞ。
食事には引き続きアンジェを使うがよい。
ワン·チヌもまだ居たであろう?
・・・して、お前の用件は何だ?」
コウリュウは絶句した。
『お見通しか』
正にその事で、コウリュウはこの部屋を訪れたのだ。
「お前が我を、兄と呼ぶとはな。
ふん・・・余程の頼みでもあるか?
ああ、そうだ!
先に言っておく。
ヤヨイの生気は、皆に分け与えぬぞ。
食事には引き続きアンジェを使うがよい。
ワン·チヌもまだ居たであろう?
・・・して、お前の用件は何だ?」
コウリュウは絶句した。
『お見通しか』
正にその事で、コウリュウはこの部屋を訪れたのだ。