涙なあたしと笑顔なあなた


とりあえず春ちゃんにメールしてみる。


 ───────────────────────

 藤村と上手く行かなかった?

 それって俺のせい?

 そうだったらごめん。

 ──────────END──────────



送信・・・。




好きな女にこんなメールする俺もなかなか可哀想だわ。


ケータイを握りしめる。


春ちゃんが傷ついてませんように───────



プルルルルルル・・




ケータイが鳴る。

-高橋春-



俺今から怒られるのかな?

責められんのかな?

泣かれんのかな?


・・・傷つけたのかな・・・



俺はゆっくりと通話ボタンを押した。


「・・・もしもし」




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