イチゴ味





鞄の中から飴を取り出す。


「はい」


「サンキュ」


そう言って三谷は行ってしまう。


また、言えなかった…。


“また明日”


って言いたかった。


胸に針が刺さったように、少しだけ痛んだ。





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