アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
電話を切った後、着信拒否にして三神さんの連絡先を消して、メアドも変えて保存してたメッセージやボイスを全部を消す。
涙で何もみえなくて子供みたいにわんわん泣いた。
みんなが吠えて走り回ってるけど、それでも泣きじゃくって止まらない。
会えた時間なんて数日しかなかったけど、こんなにも愛してると思う人は二度といない。
でも、もう会えない。
内臓が全部出てきてしまうんじゃないかと思うくらい苦しくて、このまま消えてしまいたくなる。
どれくらい泣いてたのかわからない。
くーんと近くで鳴き声がして、顔を上げるとぷう太達がじっと私を見つめている。
涙だらけの顔を舐め回されて、みんなを抱きしめた。
あったかい。
心臓の音が聴こえる。
「ごめんね、ご飯にしようね」
大丈夫。
何度も自分に言い聞かせる。
声を聞いても揺れたりしない。
固く閉じて、もう二度と開かないように心に鍵をかけて。
思い出すら残したらいけないのだから。
並んでご飯を食べるぷう太達を見ていると、これでよかったと心から思える。
本当に身勝手な女。
あなたのものだと、愛してると告げておきながら
自分を守るために逃げ出す卑怯な女。
それを自覚して、これから生きていく。
どんなに苦しい時間が待っているとしても。
ー◇ー◇ー◇ー◇ー
涙で何もみえなくて子供みたいにわんわん泣いた。
みんなが吠えて走り回ってるけど、それでも泣きじゃくって止まらない。
会えた時間なんて数日しかなかったけど、こんなにも愛してると思う人は二度といない。
でも、もう会えない。
内臓が全部出てきてしまうんじゃないかと思うくらい苦しくて、このまま消えてしまいたくなる。
どれくらい泣いてたのかわからない。
くーんと近くで鳴き声がして、顔を上げるとぷう太達がじっと私を見つめている。
涙だらけの顔を舐め回されて、みんなを抱きしめた。
あったかい。
心臓の音が聴こえる。
「ごめんね、ご飯にしようね」
大丈夫。
何度も自分に言い聞かせる。
声を聞いても揺れたりしない。
固く閉じて、もう二度と開かないように心に鍵をかけて。
思い出すら残したらいけないのだから。
並んでご飯を食べるぷう太達を見ていると、これでよかったと心から思える。
本当に身勝手な女。
あなたのものだと、愛してると告げておきながら
自分を守るために逃げ出す卑怯な女。
それを自覚して、これから生きていく。
どんなに苦しい時間が待っているとしても。
ー◇ー◇ー◇ー◇ー