アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
海辺のインターを降りて少し走り、大きなビルの駐車場に入る。
エレベーターの横にある案内版に三神さんの所属事務所が書いてあるフロアがあった。
「来春開設だからバタバタしてるんだよ」
(なにこれ、どういうこと…?)
後をついて行くと数人集まっていて、世良さんの姿も見えた。
沙理ちゃん久しぶりと手を挙げて近づいてくる姿に思わず見惚れる。
相変わらずめちゃくちゃカッコいい。
「ホントに痩せてるじゃん。体調崩してない? 大丈夫?」
頭を撫でられ、間近で見つめられて、さらに見惚れていると三神さんに抱き寄せられた。
「お前、半径1メートル以内に近づくなって言っただろ!」
「そんなん無理だろ」
これから忙しくなるのにと世良さんは私にウィンクする。
何が何だかわからないけど、とんでもないことになっているのだけはわかった。
「少し待っててね」
応接室のような部屋に案内されると大きめのダンボールが置いてあった。
それ沙理のだからと言われ、待っている間に開けてみた。
中には新作ゲームやCDにBOX、キャラグッズがたくさん入っている。
(わあ…)
こんな気持ちになるのはいつが最後だったろう。
此処の事はきっと三神さんが説明してくれるはずと思うことにして、私はワクワクしながら中身を一つずつ取り出した。
「お待たせ」
戻ってきた三神さんは箱の中身を並べて夢中になっている私をみて吹き出した。
「喜んでくれたみたいで、よかったよ」
くすくす笑いながら行くよ、と私の手を取る。
「それじゃ、後よろしくな」
あんま無茶すんなよと手を振る世良さんに見送られて、その場を後にした。
エレベーターの横にある案内版に三神さんの所属事務所が書いてあるフロアがあった。
「来春開設だからバタバタしてるんだよ」
(なにこれ、どういうこと…?)
後をついて行くと数人集まっていて、世良さんの姿も見えた。
沙理ちゃん久しぶりと手を挙げて近づいてくる姿に思わず見惚れる。
相変わらずめちゃくちゃカッコいい。
「ホントに痩せてるじゃん。体調崩してない? 大丈夫?」
頭を撫でられ、間近で見つめられて、さらに見惚れていると三神さんに抱き寄せられた。
「お前、半径1メートル以内に近づくなって言っただろ!」
「そんなん無理だろ」
これから忙しくなるのにと世良さんは私にウィンクする。
何が何だかわからないけど、とんでもないことになっているのだけはわかった。
「少し待っててね」
応接室のような部屋に案内されると大きめのダンボールが置いてあった。
それ沙理のだからと言われ、待っている間に開けてみた。
中には新作ゲームやCDにBOX、キャラグッズがたくさん入っている。
(わあ…)
こんな気持ちになるのはいつが最後だったろう。
此処の事はきっと三神さんが説明してくれるはずと思うことにして、私はワクワクしながら中身を一つずつ取り出した。
「お待たせ」
戻ってきた三神さんは箱の中身を並べて夢中になっている私をみて吹き出した。
「喜んでくれたみたいで、よかったよ」
くすくす笑いながら行くよ、と私の手を取る。
「それじゃ、後よろしくな」
あんま無茶すんなよと手を振る世良さんに見送られて、その場を後にした。