アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
――おなかすいた…
まずそう思った。
お腹が空いて目が覚めるなんて、とびっくりしていたら、おはようと大好きな声。
「おなかすいてるだろ? 食べよう」
どうしてわかったんだろうと思ったけど、食欲に負けた。
昨夜は本当にめちゃくちゃにされて、ところどころ記憶が飛んでいる。
ルームサービスの朝食をぱくぱく食べている私を見て、三神さんは美味しい?となんだか嬉しそうだった。
食べたらまた眠くなってしまい、次に起きたのはお昼過ぎ。
気が抜けたにしてもルーズすぎる…と我ながら呆れたけど、三神さんは変わらずニコニコしていて。
「ごめんね、俺が無茶しちゃったから」
「でも凄くよかっただろ?」
そう言って頬にキスをする三神さんは上機嫌で、ちょっとデートしようと着替え始めた。
天井が高くて開放的なレストランは、平日のせいか人もまばらで時間がゆっくり流れる。
少し遅めのランチを食べながら、三神さんは何があったか説明してくれた。
最後の電話の後、様子がおかしいと思って興信所を使って調査した。
ぷう太の怪我の理由がわかったので離婚させようと色々動いた。
準備に時間がかかったが、やっと昨夜、弁護士と一緒に友樹に会った。
友樹は浮気していると思ってはいたけど、相手が三神さんだとわかって驚いていた。
そして私との生活がこのままじゃいけないってこともわかっていたと。
すごく簡潔明瞭に説明してくれたけど、そんなに簡単だったはずはないと思う。
私に合わせてくれている、それは理解できた。
少しずつ、ちゃんと教えてもらおう。
きっと、時間はたくさんあるはずだから。
手をつないで歩いていると、どこもクリスマスカラーに染まっていて、気分が上がる。
フォトスポットで写真を撮ったり、ゲームセンターで遊んだり、可愛い雑貨やお洒落なインテリアを見たり。
やっと普通にデートできたよと三神さんは楽しそうに笑う。
ぷう太達の様子は川上さん(ペットシッターさんの名前をやっと聞いた)が定期的に動画を送ってくれていて、どの動画もみんないつもと変わらずのんびりしていて安心した。
まずそう思った。
お腹が空いて目が覚めるなんて、とびっくりしていたら、おはようと大好きな声。
「おなかすいてるだろ? 食べよう」
どうしてわかったんだろうと思ったけど、食欲に負けた。
昨夜は本当にめちゃくちゃにされて、ところどころ記憶が飛んでいる。
ルームサービスの朝食をぱくぱく食べている私を見て、三神さんは美味しい?となんだか嬉しそうだった。
食べたらまた眠くなってしまい、次に起きたのはお昼過ぎ。
気が抜けたにしてもルーズすぎる…と我ながら呆れたけど、三神さんは変わらずニコニコしていて。
「ごめんね、俺が無茶しちゃったから」
「でも凄くよかっただろ?」
そう言って頬にキスをする三神さんは上機嫌で、ちょっとデートしようと着替え始めた。
天井が高くて開放的なレストランは、平日のせいか人もまばらで時間がゆっくり流れる。
少し遅めのランチを食べながら、三神さんは何があったか説明してくれた。
最後の電話の後、様子がおかしいと思って興信所を使って調査した。
ぷう太の怪我の理由がわかったので離婚させようと色々動いた。
準備に時間がかかったが、やっと昨夜、弁護士と一緒に友樹に会った。
友樹は浮気していると思ってはいたけど、相手が三神さんだとわかって驚いていた。
そして私との生活がこのままじゃいけないってこともわかっていたと。
すごく簡潔明瞭に説明してくれたけど、そんなに簡単だったはずはないと思う。
私に合わせてくれている、それは理解できた。
少しずつ、ちゃんと教えてもらおう。
きっと、時間はたくさんあるはずだから。
手をつないで歩いていると、どこもクリスマスカラーに染まっていて、気分が上がる。
フォトスポットで写真を撮ったり、ゲームセンターで遊んだり、可愛い雑貨やお洒落なインテリアを見たり。
やっと普通にデートできたよと三神さんは楽しそうに笑う。
ぷう太達の様子は川上さん(ペットシッターさんの名前をやっと聞いた)が定期的に動画を送ってくれていて、どの動画もみんないつもと変わらずのんびりしていて安心した。