恋愛小説のススメ

浮気発覚?!

彼の本当の気持ちを知ったあの日から1週間がたった。



「あんたらってさぁ、付き合ってんだよね?」




今日はあまりにも天気が良かったから、あたしはいつも一緒にいる夏美と未来と屋上でお昼を食べていた。

「何?今更。優くん狙ってんの?」



あまりにも分かり切った質問をされて、あたしは少し答えに時間がかかった。



「いや……結構長く付き合ってんのに、何もないなぁと思って。」

「何もって……何か無いとダメなの?」



あたしは横に置いていたいちごミルクを1口飲んだ。

「キスとか、まだなんでしょ?最近デート行ったの?」



夏美の質問に答えるため、あたしは無い頭を回転させ、必死に思い出した。


「デートは2ヶ月くらい前かな……多分。」



あたしの答えを聞くなり、二人はため息をついた。



「あんたさぁ、そんなんじゃそのうち浮気されるよ?性格はともかく、顔は結構イケてんだからあいつ。」

「浮気?!」



あたしは2口目を飲もうとしたいちごミルクを吹き出しそうになった。


「無い無い。優くんに限ってそんなの無いよぉ。」

「分かんないでしょ?あんたがのそのそしてるうちに、今も誰か狙ってるかもしれないじゃん。」



夏美の後に未来が続いてあたしを追い詰める。
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