Game Over
「『南!』じゃないよ。
心配したんだからねっ」
手を顔の近くから
腰に回して顔を覗き込んできた。
「もう大丈夫だよ。
ごめんね、心配かけちゃって。」
「ならいいよ。教室戻ろ?」
「うん。」
そんな会話をして、
私達は階段を上った。
その後は
特にこれと言って何も無かった。
家に帰った後は
何となくゲームを
する気になれなくって、すぐに寝た。
夢にも何も出てこなかった。
とゆーか、
夢を見たかすら覚えていない。
いたって普通だった。
今日の朝も
何もゲームをする気にはなれなかった。
ゲームをしない時なんて
ここ何年か無かったから
本当に久しぶりの事だった。