Game Over
☠ 第一章 ☠
「や...ったあああ!!」
テレビの画面には
私の分身と奇妙な
モンスターの残骸。
【コンコン】
音がして自室のドアを見つめる。
そのまま少し停止してから、
今日はやけに来るのが
早いなと
思いながらドアを開ける。
「麻里!
こんな遅くまで
ゲームなんてして
いないで寝なさい。」
まだ十時じゃないの、
とでも言う様な
視線を実母に送り
「分かってるよ」
と小声で言い、
渋々とテレビゲームのソフトを取り出し、
電源をoffにした。