Game Over
麻里のお母さんへ連れられて
リビングへ入る。
温かいこたつの中に体を
入れていると、麻里のお母さんが
台所から湯気のたった飲み物を
持ってきてくれた。
「ホットミルクティーなの、どう?」
感想を聞かれ
「普通に美味しい...!」
と言った。
このリビングではよく
一緒にご飯を食べてるし、
夜遅くまで居ることも多々ある。
「ふふ、良かった。
‐‐‐それでね...
その...麻里の事なんだけど...」
麻里のお母さんが話を切りだした為
私はどちらかと言うとまだ
温かいと言うより熱い、
ホットミルクティーを机にコツッと
置き、話を聞く体勢に入った。