Game Over
あの後私は、ついていきたかった
けれども、保護者又はご家族のみ
と言う事で、いけなかった。
✝✝✝
次の日、私は学校が終わると
病院に行くと麻里のお母さんに
告げていた為、すぐに向かった。
市民病院だったから、
すぐ近くって事で自転車で
行った。
「下野麻里さんは何号室ですか?」
カウンターにいる看護師さんに
聞くと、
「下野麻里さんは...えーと......」
看護師さんが資料か何かを
探しているのを見ていると、
「南ちゃん!」
名前を呼ばれて振り向くと、
そこには麻里のお母さんが居た。
「あの、麻里は」
聞こうとすると
「来てくれてありがとう。
こっちこっち」
そう言って私を
病室まで案内してくれた。