Game Over
また何日かたった日。
「ハァハァハァハァハァハァ...
ま...り...麻里...は......」
夜。
麻里のお母さんから
電話が来て
すぐに来て欲しい
と言われた。
「南ちゃん!
麻里が...呼吸困難に......」
「え...?」
またも間抜けな声を出す私。
「この...手術室の中で...
今......」
麻里のお母さんが
泣きだした。
初めて見る、泣き顔。
「きっと...きっと
麻里なら大丈夫!
大丈夫に決まってる!!」
私は根拠なんかこれっぽちも
ないのに、そう断言していた。