Game Over
☠ epilogue ☠
下野麻里、葬儀
麻里のお母さんは
私の傍にやってきた。
口を開こうとすると
「みなみちゃん!」
麻里のお母さんの横に居た、
麻里の弟のタクト君が
私の名前を言った。
「あ、タクト君。」
麻里が倒れてから、
タクト君とは
全然話す余裕が
無くなっていた為、
久しぶりだった。
「お姉ちゃん」
その言葉にドクリとする。
「ずっと寝てるだけだよね?
起きて来るよね?
でも、どうして、
あんな箱の中に入れられるの?」
私は質問を問いかけられても
答えられなかった。
そして、
麻里が天国へ逝くのを
ただ見ていた。