【短編】ロック☆チョコレート
♪
.+'
♪
たどり着いた先は来た事のない小さなライブハウスだった。
外見もそうだったけど、内装もいかにも『ザ・ロック』って感じで、ハデハデ。
ステージがある部屋に入ると、まだライブが始まるには早いのに人がたくさん居て。
すごい……
結構人気があるバンドなんだ。
心なしか、女の子のファンが目立つ。
「わざと早めに来たのに、意味ないじゃん……」
高木くんの呟き。
目が合うと笑ってくれた。
その時「キャーッ」と、女の子の歓声が頭の中にうるさく響いた。
男の子4人がステージに登場したようだ。