俺はもう猫じゃない!


「秋!今からすぐBOY のオーディションに行ってきてくれ!」


いつものようにレッスンを受けていると、中野さんが息をきらせてやってきた。


「中野さん、いきなりどうしたんですか?」


「じ、実はオーディションをうけるはずだったモデルの子が辞退してしまったんだよ。」


「――え、」



「いきなりで申し訳ないけど、受けてくれないか?」






………これは、チャンスだ。



受けない理由がどこにある!?




「中野さん。ぜひオーディション、受けさせてください。」




俺は迷うことなく、オーディションをうけることにした。







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