俺はもう猫じゃない!
それでも湖都から離れられない俺は高校も同じ高校に入った。
でも、俺を幼馴染みとしてしか見ない湖都に俺はほとほとあきれて、
試しに、色んな女の子と付き合ってみた。
湖都はまったく気に止めなかった。
結局、湖都が一番好きだと俺が思い知らされた。
高校二年のとき、湖都が猫を飼い始めた。
雄猫で名前は銀。
でも、湖都はいつもギンタとかギンちゃんとか、いろんな名前を着けた。
本当の名前がわからなくなるくらい。
銀も湖都に本当に懐いていた。