俺はもう猫じゃない!

それでも湖都から離れられない俺は高校も同じ高校に入った。


でも、俺を幼馴染みとしてしか見ない湖都に俺はほとほとあきれて、
試しに、色んな女の子と付き合ってみた。


湖都はまったく気に止めなかった。


結局、湖都が一番好きだと俺が思い知らされた。





高校二年のとき、湖都が猫を飼い始めた。

雄猫で名前は銀。

でも、湖都はいつもギンタとかギンちゃんとか、いろんな名前を着けた。

本当の名前がわからなくなるくらい。

銀も湖都に本当に懐いていた。

< 9 / 65 >

この作品をシェア

pagetop