HAZE GRASS 〜かすみ草〜[完]
病室のドアの前に立って一呼吸してみる
きっと笑ってるはずだよね?
「あけるぞ?」
コクント首を縦に振って目を瞑った
目を瞑ると、遊が笑ってる姿や怒ってる姿や照れてる姿が浮かんだ
「あきさん!」
元気のいい....遊の声
その声を聞いてほっとした
涙が止まらなくなった。目が開けられない
「ねぇちゃん!?」
遊の驚いた声が聞こえる
「千紗、目を開けろ」
あきちゃんがあたしの手を握った
ゆっくり瞼を開けると、天井からひもで足をつるされてる遊の姿
足が折れちゃったの?
でもよかった、生きてるだけでよかった
「ゆ――――う―――――っ‼‼‼」
遊の笑っている顔を見て、涙が止まらなくなった
ベットに近寄って遊に抱きついた
「うぇ!」
勢いよく飛び付いたから遊が苦しそうな声を出した
「よかったよぉ」
「悪かったな、俺大丈夫だから」
そのあと涙が止まるのに時間がたくさんかかったことは言うまでもない
きっと笑ってるはずだよね?
「あけるぞ?」
コクント首を縦に振って目を瞑った
目を瞑ると、遊が笑ってる姿や怒ってる姿や照れてる姿が浮かんだ
「あきさん!」
元気のいい....遊の声
その声を聞いてほっとした
涙が止まらなくなった。目が開けられない
「ねぇちゃん!?」
遊の驚いた声が聞こえる
「千紗、目を開けろ」
あきちゃんがあたしの手を握った
ゆっくり瞼を開けると、天井からひもで足をつるされてる遊の姿
足が折れちゃったの?
でもよかった、生きてるだけでよかった
「ゆ――――う―――――っ‼‼‼」
遊の笑っている顔を見て、涙が止まらなくなった
ベットに近寄って遊に抱きついた
「うぇ!」
勢いよく飛び付いたから遊が苦しそうな声を出した
「よかったよぉ」
「悪かったな、俺大丈夫だから」
そのあと涙が止まるのに時間がたくさんかかったことは言うまでもない