HAZE GRASS 〜かすみ草〜[完]
「へぇ~、最近元気なかったのはそういうことだったの」
お昼ご飯中、裕美と波留があたしの相談に乗ってくれた
今までのことを話すと、裕美と波留は納得したようにうなずいた
「はぁ~...」
「そーんな大きなため息つかないの!」
裕美があたしの肩を掴んで、顔をあげさせた
何だろう、裕美に見つめられてると...
「裕美、あたし裕美と付き合う――――――ッ!」
「はぁ!?いやよ!」
裕美に振られた...
あたしがわざとらしく泣真似をすると裕美は困ったように笑った
「大丈夫よ、彬人が千紗より美奈子を選ぶはずないじゃない」
「そうだ、千紗のほうが何倍も可愛いぞ!」
波留の言葉は男勝りだから、男の子に言われたみたいで恥ずかしくなる
あたしの頬が赤に染まって行くのが自分でも分かった
「女相手に赤くなってんじゃねぇよ」
後ろからあたしの頬をブニッと突っついたのは彬ちゃんだった
「ふんっ、波留は普通の男子よりかっこいいもん」
「へぇ~、そんなこと言っていいのかな?」
あきちゃんの目つきが変わってあたしは彬ちゃんに抱きかかえられた
「ちょっとぉ!離してよぉ」
ジタバタしてると、あきちゃんの力が少し弱まってあたしは落ちそうになった
「やっやぁぁぁあ、落ちちゃう――――ッ」
「千紗―――、頑張ってぇ」
「負けんじゃねーぞ千紗」
も――!そんなこと言うんだったら、助けてよぉ!!
そのままあたしは、あきちゃんに連れられるまま連れて行かれた
お昼ご飯中、裕美と波留があたしの相談に乗ってくれた
今までのことを話すと、裕美と波留は納得したようにうなずいた
「はぁ~...」
「そーんな大きなため息つかないの!」
裕美があたしの肩を掴んで、顔をあげさせた
何だろう、裕美に見つめられてると...
「裕美、あたし裕美と付き合う――――――ッ!」
「はぁ!?いやよ!」
裕美に振られた...
あたしがわざとらしく泣真似をすると裕美は困ったように笑った
「大丈夫よ、彬人が千紗より美奈子を選ぶはずないじゃない」
「そうだ、千紗のほうが何倍も可愛いぞ!」
波留の言葉は男勝りだから、男の子に言われたみたいで恥ずかしくなる
あたしの頬が赤に染まって行くのが自分でも分かった
「女相手に赤くなってんじゃねぇよ」
後ろからあたしの頬をブニッと突っついたのは彬ちゃんだった
「ふんっ、波留は普通の男子よりかっこいいもん」
「へぇ~、そんなこと言っていいのかな?」
あきちゃんの目つきが変わってあたしは彬ちゃんに抱きかかえられた
「ちょっとぉ!離してよぉ」
ジタバタしてると、あきちゃんの力が少し弱まってあたしは落ちそうになった
「やっやぁぁぁあ、落ちちゃう――――ッ」
「千紗―――、頑張ってぇ」
「負けんじゃねーぞ千紗」
も――!そんなこと言うんだったら、助けてよぉ!!
そのままあたしは、あきちゃんに連れられるまま連れて行かれた