HAZE GRASS 〜かすみ草〜[完]
未だに甲高く笑ってる先輩
そんな笑わないで、やめて
ポン、ポン
不意に誰かに頭を撫でられた
そのては少し彬ちゃんの手に似ていた
でも、全然違った
誰?と思って顔をあげてみると優しく笑うキャプテン
「大丈夫か?こんなにさせてるとわな」
「しょうがないです、あたしが悪いんです」
すっと立ち上がって、残りのボールを取りに行った
しょうがない、あたしが遅刻したんだから
追われてたからって、遅刻にならなくない
あたしだけの問題だから
仕方ないのに、涙が止まらない
悔しい、先輩だからって何で言い返せないんだろう
あたしは、やっぱり弱虫だ
「千紗!どうし...」
裕美に見られちゃった
ははっ、最悪
「でしたの?」
「千紗が心配になったから、ごめんねさっきは」
裕美は悪くない
そんな笑わないで、やめて
ポン、ポン
不意に誰かに頭を撫でられた
そのては少し彬ちゃんの手に似ていた
でも、全然違った
誰?と思って顔をあげてみると優しく笑うキャプテン
「大丈夫か?こんなにさせてるとわな」
「しょうがないです、あたしが悪いんです」
すっと立ち上がって、残りのボールを取りに行った
しょうがない、あたしが遅刻したんだから
追われてたからって、遅刻にならなくない
あたしだけの問題だから
仕方ないのに、涙が止まらない
悔しい、先輩だからって何で言い返せないんだろう
あたしは、やっぱり弱虫だ
「千紗!どうし...」
裕美に見られちゃった
ははっ、最悪
「でしたの?」
「千紗が心配になったから、ごめんねさっきは」
裕美は悪くない