ランデヴー
「私車に乗るの、タクシー以外だと学生の頃以来なんだ」
「あー、まぁ普段は電車で事足りるからなぁ」
「そうなの、だから何だかワクワクする!」
「そっか」
前方を向いたまま優しく笑う陽介の横顔を今日は1日中好きなだけ見ていられるんだ……そう考えると、嬉しさで顔が緩みっぱなしだ。
雑談を交わしながらの2人きりのドライブは、それはもう楽しいものだった。
以前人目を気にしながらしたデートとは、比べものにならないくらいに。
サービスエリアで有名なパンを買って食べたり、大好きな曲を2人で聴いたり。
手を握り合って、お互いの温もりを確かめ合ったり。
時折目を合わせてその度に照れる私を、陽介は優しく見つめてくれた。
世間一般のいわゆる普通の恋人達のように過ごすその時間は幸福感でいっぱいで……幸せ過ぎて怖いくらいに。
楽しい時間だった。
「あー、まぁ普段は電車で事足りるからなぁ」
「そうなの、だから何だかワクワクする!」
「そっか」
前方を向いたまま優しく笑う陽介の横顔を今日は1日中好きなだけ見ていられるんだ……そう考えると、嬉しさで顔が緩みっぱなしだ。
雑談を交わしながらの2人きりのドライブは、それはもう楽しいものだった。
以前人目を気にしながらしたデートとは、比べものにならないくらいに。
サービスエリアで有名なパンを買って食べたり、大好きな曲を2人で聴いたり。
手を握り合って、お互いの温もりを確かめ合ったり。
時折目を合わせてその度に照れる私を、陽介は優しく見つめてくれた。
世間一般のいわゆる普通の恋人達のように過ごすその時間は幸福感でいっぱいで……幸せ過ぎて怖いくらいに。
楽しい時間だった。