花は野にあるように
「そっか!
地面に足を埋めた椅子に鉢ごと固定すれば、2度と落っこちたりしないんだね。
すごいっ!
すっごいよ、リョク。
こんなスゴい事、簡単にやって見せてくれるなんて、リョクって天才っ!」


目の前で見せられた、リョクの指先から生まれた芸術みたいな数々の手技に、僕は心からの絶賛を送った。


本当に、僕が今見た光景は魔法か手品かと思うぐらいに信じられないものばかりだったもの。


「そんなに褒められると照れるよな。
………ってミキ、マジで俺の事絶賛してない?
そんなに褒めると調子に乗っちまうから駄目だっての。」
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