花は野にあるように
「そうだよね。
防腐剤とか使ってあるのを下手に混ぜちゃうと、せっかくのいい堆肥が台無しになっちゃうものね。
勿体ないけど、ゴミにしちゃうね。」


言い訳をしながら僕は手の中の割り箸をその中へと入れた。


「だよな。
勿体ないよな。
せっかくの資源なのにな。ま、それでも最近は竹とか間伐材を使っているのが多くなったからな。
以前よりはましだけどな。」


体操服の上からワイシャツと上着をまとめて羽織りながら、リョクは相槌を打つ。


ついでとばかりに、リョクはズボンまで体操服の上からはいている。
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