花は野にあるように
『んんん?
今からデート出来るような場所を聞きたかったんじゃなかったのか?
飲み屋は未成年ってバレないような服装で行かなきゃすぐに補導だぜ?
そういや、その後ご宿泊のブティックホテル情報だけどさ、ケーキ食べ放題と、DVD見放題、どっちがいい?』


僕の叫びなんて軽く無視して、リョクはそんな言葉を続ける。


ど、どうしてっ!


「そ、そんな事を聞きたいんじゃないんだってばっ!
大体、ブティックホテルって、何?」


なんだか、怪しげな気がするんだけど。


『んー?
ミキは知らねぇの?
ラブホは最近はそう呼ぶらしいぜ?』
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