花は野にあるように
「え?
そうなの?」


なんて、ついうっかり返してしまったんだけど。


良く考えなくても、そんな情報を教えて欲しいだなんて、僕は一言も言ってないしっ!


「じゃなくてっ!
僕が教えて欲しいのはねっ!」


『今日の俺から提供できるのは、ラブホ情報と、幹事さんにおすすめ、飲み放題料金込でコースが3500円の店特集ぐらいかな。
それ以外の情報は出ないぜ?
例えば夜の学校へもぐり込む方法なんてのはな。』


ふざけたような言葉の最後に、さらりと付け加えられたその発言に、僕は息を飲んだ。


「え………?」
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