花は野にあるように
食堂の肉まんと僕の入浴シーンって、同等の価値なわけ?


なんだかどうでも良いところに引っ掛かりを感じてしまいながら、それでも僕はリョクの言葉に頷く。


「うん。
ずうっと調べてても、時間ばっかりかかっちゃって予習が進まなくなっちゃうもんね。
ありがと、リョク。
もう少し進めて、どうしてもわかんなかったらメールさせてもらうね。」


でもまず、出来る限りは自分でやらなきゃ僕の勉強にならないんだからね。


『ん。
努力しなきゃ自分のチカラにはならないけど、無駄にあがくのは努力じゃねえもんな。
頑張れ、ミキ。』
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