花は野にあるように
励ましてくれたリョクの言葉に、僕は今度は素直に頷いた。


「うん。
頑張って予習して。
でもって、お風呂に入ったらもう寝ちゃう事にするね。
やっぱり心配だから………。」


『早起きして、いつもより早くガッコに花の様子を見に行きたいってか?
ミキらしいな。』


………だからどうして判っちゃうんだろう?


僕が言うつもりだった言葉を先に言っちゃうリョクって………もしかしてすごい?


『んー。
7時には校門も開いてるだろうしな。
その時間に合わせて迎えに行こうか?』


リョクは、そんな風に申し出てくれたんだけど。
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