花は野にあるように
「ううん。
ありがたいんだけど、リョクにはいつも来てもらってるだけでも迷惑かけてるのに、もっと早く来てもらうのなんて申し訳ないよ。
大丈夫。
早い時間なら、いつもより混雑していないだろうし、それにもし前みたいに痴漢が出たとしても、今度こそちゃんと出来ると思うんだ。」


いつも、リョクに守ってもらっているけど。


ホントは1人でもちゃんと頑張れないとダメだよね。


そうじゃないと、僕はリョクに迷惑だけをかけているお荷物な存在になっちゃう。


『ん?
そっか?
1人でも大丈夫?
潰されたりしねえ?』
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