花は野にあるように
う。


つながってない事態なんて、想像するだけでクラクラする。


自分の考えてる事にまで、ドキドキしてしまいながら、僕は足のつながっている先を確認する。


柔らかな土の上に長く伸びた足はちゃあんと胴体につながっていて。


道具小屋に突っ込まれているその先には、更に頭がつながっていて。


その顔は。


「リ、リョクッ?」


えっ?


どうしてリョクがこんなところに落っこちているのっ?


自分の見たもので、普通は抱えている疑問は解決していくものだと思うんだけれど。


さっきから僕の疑問は、増えてばっかりだよ。
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