花は野にあるように
ちょっとした脱力感の方に襲われながら、僕は心の中で突っ込んでみる。


「失格とか、そういうんじゃなくって、身悶えしながら泣き崩れるとかアリエナイよ。
リョクは僕に一体何を求めているワケ?」


少しだけ怒って見せながら、僕はワザとらしく肩を落として見せるリョクに迫ってみる。


「んー。
だってさ、いろんなミキの表情が見たいだろ?
さっきみたいに泣くミキもグッときて良いしさ。
今みたいに怒っているミキもすっげぇ可愛いし。
後、驚くミキも、もうすぐ見られるだろうしな。」


え?


どうして僕が驚くの?
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